本記事の内容
以下のチャートを見て、この後の株価の動きはどうなるでしょうか。上昇?下落?チャートは住友金属鉱山です。
分析
移動平均線とロウソク足の動き
全ての移動平均線が下を向いている、下落相場です。赤色の5日移動平均線は長期間、緑の20日移動平均線の下で推移していましたが、上に出てきました。青の60日移動平均線ははるか上に位置しています。
直前に、赤の5日移動平均線を割り込みましたが、問題の場面では陽線が出ました。
全体の株価の流れ
全体としては下落トレンドのように見えます。しかし、下落してからしばらく経過しているので、底になる可能性もあります。
今後、下落相場が継続するのか、反対に上昇相場になる転換点なのか判断をする必要がある場面でしょう。上昇の兆しがあれば買い、相場の弱さを感じたら、空売りの場面です。
それでは正解です
正解は「上昇」
ポイントと反対の動きをした時の対策
5日移動平均線と20日移動平均線を陰線で割り込んだ後、陽線が出た場面についてどのように考えればよいでしょうか。
長期の移動平均線は、下を向いていることから、陰線が出た時点で、再び下落が始まると考えるのが普通かもしれません。そして、下げやすい場面であるともいえます。
しかし、問題の場面では陽線が出ました。下げやすい場面なのにもかかわらず、陽線が出たということは、下落圧力が弱まってきたとも言えます。
以上のように分析をしつつ、翌日の陽線が出た時点で、買いエントリーすることができると思います。また、空売りを入れていた場合は、買戻しが必要な場面です。
ポイントは、赤の5日移動平均線が、緑の20日移動平均線を越えたというところです。この時点で、買いに入る人が増えているというわけです。
まとめ
- 移動平均線とロウソク足の動きを綿密に確認し、今後の動きを予測しましょう