テクニカル分析において重要な要素のひとつが「サポートライン」と「レジスタンスライン」です。この記事では、株価の反転ポイントを見極めるために役立つこれらのラインの基本から応用まで、初心者でも理解しやすいように詳しく解説します。
ラインとレジスタンスラインとは?
株価チャートにおいて、サポートライン(支持線)は株価が下落した際に下げ止まりやすい価格帯、レジスタンスライン(抵抗線)は株価が上昇した際に跳ね返されやすい価格帯を指します。
- サポートライン:安値を結ぶ水平線や斜め線
- レジスタンスライン:高値を結ぶ水平線や斜め線
これらのラインは多くの投資家が注目するため、心理的な節目として機能する傾向があります。
サポートライン・レジスタンスラインの見極め方
- 過去に何度も反発している価格帯を探す
- 水平線を基本としつつ、斜め線も活用
- 出来高が多いポイントと組み合わせて判断
ローソク足のヒゲや終値を使って2〜3回以上跳ね返されているポイントを確認できると信頼性が高くなります。
活用例:売買タイミングの判断に使う
- サポートラインで反発 → 買いエントリー
- レジスタンスラインで反落 → 利確や空売りの判断
- ラインをブレイクした場合 → トレンド転換の可能性
特にブレイク後にサポートとレジスタンスが逆転する「ロールリバーサル」は重要なテクニカルシグナルです。
他の指標と組み合わせる
ライン単体での判断は誤認リスクもあるため、次のようなテクニカル指標と併用することで精度が高まります。
- 移動平均線(MA)
- ボリンジャーバンド
- RSI(相対力指数)
- MACD
ラインと他指標が一致するポイントは、信頼性の高いエントリーポイントとなります。
注意点と初心者へのアドバイス
- ラインはあくまで「ゾーン」と考える(±数円〜数%の誤差を許容)
- 自分で無理に引かず、客観的な視点で引く
- ラインの有効性は「繰り返し機能しているか」で判断
初心者は最初に水平線を中心に見極めて慣れていくのがおすすめです。
まとめ
- サポートラインとレジスタンスラインは、売買判断に役立つテクニカル分析の基本
- 過去の反転ポイントや出来高を根拠にラインを引こう
- 他の指標と併用して相場の反発・転換点を精度高く予測
次回は「株価に影響を与える経済指標とは?」をテーマに、ファンダメンタル分析に一歩踏み込んで解説していきます。
トレーディングビューの詳しい使い方については、以下をご覧ください。
