本記事の内容
相場用語にアノマリーという言葉があります。
アノマリーとは、具体的な根拠が無いものの、経験則に基づいた、株価の予測する言葉です。
今回は、アノマリーについて詳しく解説をしました。
有名なものをまとめていますので覚えておく価値ありです。

アノマリーまとめ
1月効果
12月末から1月第一週までの株価は上げやすい。
12月から年末にかけて、税金対策をする人が多く、含み損確定やポジションの整理など、売りが多く発生する傾向があります。
そのため、12月末には株が下がりやすいのです。
そして、流出した資金は、1月に入り買い戻しが始まり、再び流入すると言われています。
そのため、1月は株が上がりやすいのです。
節分天井彼岸底
1月効果が継続して、株価の上昇が2月上旬まで続き(節分天井)、そこからは逆に株価が下がり、9月ごろに底値をつける(彼岸底)ことがあるというものです。
セルインメイ
アメリカの相場で有名なアノマリーです。5月は下落トレンドの転換点になりやすく、ポジションを持っているのなら、売り手仕舞いするほうが良いというものです。
夏枯れ相場
7月から8月にかけて、投資家は夏休みのため、取引参加者・取引量ともに減少し、市場は閑散期に入ります。
出来高も縮小、株価も軟調になる傾向があり、夏枯れ相場といわれています。
日本市場においても、お盆休みがあるので、取引量が激減することが多いです。
安値になったと踏んで、買いに入る人もいますが、他の投資家と合わせて、休むというのも戦略です。
大統領選挙の年
アメリカ大統領選挙の前年は、支持を集めるため、景気をよくするような政策を打ち出す傾向にあります。
そして、それに伴う株高が起こることがあり、アメリカ大統領選が近づくことを見越して、買いに入る投資家がいます。
ジブリ効果
アメリカの雇用統計の発表がジブリ映画の放映と重なると、ドル円が急落といわれています。
また、週明けの月曜日も、株が乱高下するともいわれています。
要点まとめ
- あくまで根拠のないのがアノマリー
- 過去には同じような株の動きをしたことがあるという意味においては、参考にすべき
- トレードにも活かせるかもしれないので、覚えておくとよいでしょう
