勉強目標を設定
株式投資において目標というのは様々なものがあります。その多くは、いつからいつまでの期間にどのくらいの金額の利益があったかという、収益目標だと思います。もちろん、収益目標がわかりやすく第一優先であると思いますが、ここでは株式投資の勉強に対する自身のスキルアップの目標を中心に取り上げます。スキルがあってこそ収益目標を立てられるわけですので、後々の収益を上げるための目標設定でもあります。
まず、どのような勉強をどの程度実行するのか、どのくらいのスキルがつくまで勉強するのかについて、目標を設定しましょう。それでは、目標の設定方法について、細かく見ていきましょう。
短期目標と長期目標に分類する
まず、目標を短期的に達成したい目標と、長期的に達成したい目標の二つに分けましょう。それは、上達のためには長年の経験が必要であり、目標によっては数年かかってしまうという可能性もありうるからです。また、数ヶ月単位で達成可能な目標を設定するというのも大切です。
長期目標
数年かけてどういうトレーダーになりたいのか考えます。デイトレーダーになりたいのか、数日程度の保有期間で利益を出したいのか、数か月数年単位の長期間保有して利益を出したいのか、人それぞれなりたい目標が違うと思います。それぞれ、感覚的なことも含めて勉強方法は異なります。
どの銘柄をトレードするのか考えます。1つの銘柄だけを固定してトレードを続ける方もいますし、数銘柄の固定の人もいます。また、銘柄は絞らずに多数の銘柄をトレードする方もいます。
銘柄が決まったら、どのような場面・タイミングでトレードするのか考えましょう。そしてその勉強に集中することができます。たとえば、上昇トレンド中の買いを中心にやろうと決めたのであれば、その場面の研究を中心にやります。
トレードする場面を増やしていくことによって、利益を積み増していくことができるようになります。まずは、長期目標としてどのタイミングで利益を出したいのか設定しましょう。
短期目標(日々やること)
長期目標で設定した、利益を出したいタイミングの研究を日々の目標を設定して定着させるためには、短期目標の設定が欠かせません。日々どのような目標を立てることによって、長期目標を達成することができるのかという視点に立つことで、実践できます。
トレードの上達には積み重ねが欠かせません。そのためには、どのようにすれば、頭の中に勝つための思考を定着させるということに重点を置きましょう。
具体的に何をするのかというと過去の株価の動きを分析することです。どのような株価の動きの時に、利益を出すことができるのか、反対に失敗して損をしてしまうのか。確率はどうかなどを研究します。すると段々と株価の動きの法則が見えてくると思います。当然ですが確実100%予測できる場面はほとんどありません。しかし、統計的にこうなるであろうという可能性が高い場面は発見できるはずです。
日々の分析が、トレード脳を定着させるための要となります。
目標設定を繰り返す
一つの長期目標を達成したら、また次の長期目標を立てて、短期目標に移ります。長期目標を設定して短期目標を設定するという作業とその実行を繰り返すことによって、どんどんトレードがうまくできるようになります。
トレードの上達には時間がかかりますし、最初のうちは気が遠くなりあきらめてしまう方も多いようですが、継続することで自分の設定した目標に到達することができます。あきらめず、自分を信じて頑張りましょう。
