株式投資で使われる重要な指標とその見方【初心者向けに徹底解説】
株式投資では、企業の価値や成長性、割安・割高を判断するためにさまざまな財務指標を使います。初心者でも、基本的な指標を正しく理解することで、感覚的な投資から一歩進んだ「根拠ある投資判断」ができるようになります。この記事では、株式投資でよく使われる重要指標とその見方を丁寧に解説します。
1. PER(株価収益率)
PER(Price Earnings Ratio)= 株価 ÷ 1株あたり純利益(EPS)
PERは「その株が利益の何倍の価格で取引されているか」を示す指標で、割安かどうかを判断する材料になります。
- PERが低い:割安の可能性あり
- PERが高い:将来の成長を期待されている
※同じ業種内で比較するのがポイントです。
2. PBR(株価純資産倍率)
PBR(Price Book-value Ratio)= 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
PBRは「会社の純資産と比べて、株価がどの程度か」を表す指標です。
- PBRが1倍未満:企業清算時に価値が残る可能性あり(割安)
- PBRが高い:ブランド力や成長性が評価されている
3. ROE(自己資本利益率)
ROE(Return on Equity)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROEは「株主が出資したお金をどれだけ効率よく利益に変えているか」を示します。企業の収益力を測る指標として重視されます。
- 10%以上:優良企業の目安
- 継続的に高ROE:資本効率の良い経営をしている
4. 自己資本比率
自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資産 × 100
企業の財務健全性を表す指標です。高ければ倒産リスクが低く、安定性があると評価されます。
- 50%以上:財務が健全
- 20%未満:借金依存が高く、要注意
5. 配当利回り
配当利回り = 1株あたりの年間配当 ÷ 株価 × 100
配当利回りは「株価に対してどれだけの配当を得られるか」を示す指標で、インカムゲイン重視の投資家に人気です。
- 高すぎる利回り(6%以上)は減配リスクも考慮
- 過去の配当実績や配当性向と併せて確認
6. 営業利益率
営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高 × 100
本業から得られる利益の割合を表す指標です。利益率が高い企業は収益構造が強いと評価されます。
- 10%以上なら高収益体質
- 業界ごとに適正水準は異なる
7. EPS・BPSの成長
EPS(1株利益)やBPS(1株純資産)が年々増加している企業は、着実に利益や資産を増やしている成長企業と言えます。
1回だけでなく、複数年での推移を見ることが大切です。
指標を活用する際の注意点
- 単独で判断しない:指標は複数を組み合わせて見ることが重要
- 業界水準と比較する:同業他社と比べることで正しい評価ができる
- トレンドを確認:指標の「現在値」だけでなく「推移」も見る
まとめ
- PER・PBR・ROE・配当利回りなど、基本指標を理解することが投資の第一歩
- 数値は「なぜそうなったのか」という背景とセットで考える
- 比較・推移・組み合わせの3点を意識して企業分析力を磨こう
株式投資は「勘」ではなく「数字」で判断する力が重要です。次回は「初心者におすすめの高配当株銘柄の選び方」について解説していきます。
トレーディングビューの詳しい使い方については、以下をご覧ください。
