どんなに利益の出せている投資家であっても、損失を出してしまった経験は誰にでもあると思います。しかし、失敗から得た教訓を、それ以降のトレードに活かすことができるようになることが重要です。
ここで言う失敗とは、単純に利益を出せなかったとか、損失を出してしまったということのみを言うのではありません。
それがトレードとして、正しい場所でエントリーしたか、エグジットしたかを重視しています。いかに利益を出せたとしても、それがトレードのポイントとして間違っていたら、それは、失敗と考えたほうが良いでしょう。なぜなら、次回、同じような場面でトレードしたとしても、利益を出せるかどうかわからないからです。
正しいトレードができず、失敗してしまうトレードをしないためには、どのような意識がけが必要でしょうか。
テクニカル分析が甘い、準備不足
トレードのためには、チャートを詳細に分析し、エントリー以降にどのような動きをしたとしても対応することができるような準備をする必要があります。
慌ててトレードすることはやめましょう。
時間をかけて、日足、週足、月足を確認したり、移動平均線の動きを確認したり、ロウソク足の動きを確認したりすることが大切です。
放置状態・あまり良く見ていない
株は日々の観察が重要だと思います。エントリーであっても、エグジットであっても、銘柄をあまり見ていないのは、失敗の原因です。
観察不足によって、エントリーのタイミングが遅れてしまったりすると、機会損失にもなります。エグジットについては、利益が減ったり、損失が拡大してしまったりすることもあるでしょう。
エントリーした後にも分析を続ける必要があります。
何もせず、放置状態にすることは、やめましょう。
自分のミスに気づいていない・対処ができていない
誰にでも、誤った判断をしてしまうことがあります。しかし、ミスに気づくべく可能な限り努力すべきです。確認を怠らない、ミスをしない。
ミスに気づいたとき、対処ができるかどうかも課題になります。正しい方向に修正する、損切りをすることが必要になります。
しかし、これがなかなか難しい。
自分は上がると考えていた銘柄であれば、上げるということを確信してしまいがちです。下げるであろうと考えることは難しいというわけです。そのような状況であっても、いかに考え方を転換するかがカギになると思います。
安易なエントリーをしてしまう
とりあえずここでエントリーしてみて、反対方向に動いてしまったら、エグジットすればいいやと考える人がいます。しかし、余計な損失を出してしまうのはもったいないです。
安易にエントリーするのは今すぐやめて、より確実に勝つことのできるポイントでのみトレードしましょう。