株価は日々、上げたり下げたりの変動をしています。初心者の人であれば、なぜ、このような変動が起こっているのかについて、詳しく知らないという人がほとんどだと思います。
株価が上下に動く仕組み
需給によって決定されるに尽きる
株価を決定するための基本中の基本、「需給関係」です。需給とは、売りたい人と買いたい人のバランスのことを言います。株を売りたいと考えている人が、買いたいという人よりも多ければ、株価は下がっていきます。反対に、株を買いたいと考えている人が、売りたいと考えている人よりも多ければ、株価は上昇していきます。
このように、買いたい人と売りたい人の関係によって株価は決まります。
業績＝株価を決定するのではないのか？
よく、株価を決定するのは会社の業績であるということをいう人がいますが、それが正しいとは言い切れません。なぜなら、決算発表で業績が良いと発表されても、株価が下がることはありますし、業績が悪いと発表されても、株価が上がることがあるからです。
株価を決定するのは、決算発表を分析した結果、買いたいと思う人が多ければ上昇しますし、売りたいと思う人が多ければ下落するという仕組みなのです。
つまり、業績というのは、株価を決定するための要因の一つというのであれば間違いないかと思います。しかし、業績そのものが株価を決定づけると言い切るには気が早いかと思います。
株価は様々な考え方の集合体
株式市場には、国内国外問わず多くのトレーダーが日々取引をしています。そこには思惑や期待など、様々な考え方による取引がなされています。それぞれの投資家がどう考えて行動したかを分析することは不可能に近いです。それよりも、様々な考え方の結果が株価として現れていると考えて、その点について分析するというのが合理的であると思います。
つまりは、株取引で利益を上げるためには、買いたい人が多い（多くなる）銘柄を選定し、投資をする必要があるというわけです。
