株式投資はいくらから始められるのでしょうか?1000円から?100万円から?それとも・・・
株を買うために必要な金額
大金を持っていないと株を始められないというイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。もちろん、少なからずとも余裕資金は必要ではありますが、小額からでも株を購入することはできます。株を買うためにはいくら必要なのでしょうか。今回は一般的な株の購入をご紹介し、ミニ株や小額投資は除いてお話します。
必要な金額の計算方法
株価×単元株数(100株)+取引手数料=株の購入価格
①株価は会社・タイミングによって異なります。自身の投資可能な金額に合わせて、銘柄を選択する必要があります。株価が数十円の銘柄もあれば数万円の銘柄もあります。
②単元株数とは最低の購入株数のことです。一昔前までは1000株単位でしか購入できない株もありましたが、今はほとんどの銘柄が100株単位で購入することができます。
③取引手数料は証券会社により異なります。取引価格により異なりますが、100万円以下の取引であれば数百円程度のことが多いです。
株価100円の銘柄
株価100円×100株+55円(SBI証券の場合)=10,055円
株価3,000円の銘柄
株価3,000円×100株+275円(SBI証券の場合)=300,275円
株価10,000円の銘柄
株価10,000円×100株+535円(SBI証券の場合)=1,000,535円
具体例
ヤフー(4689 Zホールディングス)
上場来、1000円以下で推移していますので、10万円程度あれば余裕で購入できる銘柄です。
任天堂(7974)
2020年11月時点で上場来の高値が60,000円です。つまり任天堂の株を購入するためには最低でも600万円は必要ということです。
平均的に株価はどのくらいなの
1株当たり1,000円程度の金額でも、有名な企業の株を購入することができます。また、東証1部上場銘柄のほとんどは株価が5,000円未満です。つまり、50万円程度手元に資金があるだけで、かなりの選択肢の中から、銘柄を選定することができるというわけです。
株価が安い銘柄は、倒産の可能性がある危険な会社ということを耳にしたことがあるかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れません。数百円程度の銘柄でも、安定した大企業は存在します。企業は投資家から資金を集めるために、株式分割を行ったりすることで、小額からでも取引できるようにすることもあります。実際に投資する際は、銘柄について分析をする必要がありますが、株価だけでは企業の良し悪しは判断できません。
まずは、ご自身の資金の中で、いくらまで株に投資ができるのかよく考えましょう。その金額の中から購入できる銘柄を探しましょう。
