
トレード用モニター・ディスプレイに必要な機能性とは
まずはどのような機能が求められているかご紹介します。
スクエアモニターよりワイドモニター
モニターには主に3つの画面タイプがあります。
・スクエア画面(目安5:4) ・ワイド画面(目安16:9) ・ウルトラワイド画面(目安21:9)
それぞれ使い勝手に特徴があります。
ワイド画面は1つの画面で作業する領域が、狭すぎず、広すぎず、どの利用スタイルでもおすすめできるサイズです。
スクエア画面は表示領域が狭く、アプリケーションによっては表示しきれないこともあります。
ウルトラワイド画面の表示領域は広いですが、視線移動で目が疲れてしまったり、横長なので設置場所が限られてしまうということがあります。
画面サイズは21インチ~27インチ
最適な画面サイズは21~27インチ程度の大きさがおすすめです。
大きすぎず小さすぎず、作業効率を考えると最適です。
モニター自体の価格も手ごろな価格帯で高機能な商品が多いです。
以下サイズ一覧。
ワイドタイプ(16:9)の目安
サイズ | 画面横幅(cm) | 画面縦幅(cm) | 対角線(cm) |
---|---|---|---|
21インチ | 46.4 | 26.1 | 53.3 |
22インチ | 48.6 | 27.4 | 55.9 |
23インチ | 50.8 | 28.6 | 58.4 |
24インチ | 53.0 | 29.9 | 60.9 |
25インチ | 55.3 | 31.1 | 63.5 |
26インチ | 57.5 | 32.4 | 66.0 |
27インチ | 59.7 | 33.6 | 68.6 |
画面はノングレア
モニターの種類はグレア(光沢)とノングレア(非光沢)があります。

トレード用であればノングレア(非光沢)をおすすめします。
ノングレアは外部からの映り込みが少なく、マットな印象を受けます。発色は地味な印象を受けるかもしれません。ただし、長時間画面を見続けるトレーダーからすると、目が疲れにくい、負担が軽い、というメリットがあります。
一方で、グレア(光沢)は外部からの映り込みがしやすく、つやつやしている印象を受けます。色が鮮やかでコントラストが高く、写真や動画の編集・視聴等には適しています。目が疲れやすいというデメリットがあるので、あまりトレーダーには向いていません。
解像度はフルHD以上
量産されているモニターの解像度は、フルHD以上のものが主流です。
解像度が高いほど、高画質な映像になりますが、トレードをする目的のみであれば、
フルHDで十分といえます。
フルHDは解像度が1920×1080です。
この数字が大きいほど、小さな文字まできれいに表示することができます。
フルHD以上の解像度のある4Kや8Kほどの画質はトレードには求められていないでしょう。
ただし、解像度が低すぎると、文字がはっきりと映らないことがあるのでお勧めできません。
入力端子はDVI、D-Sub15、HDMI対応のどれかに対応
商品を選ぶうえで、入力端子を確認しましょう。
パソコン側で対応していない端子だと、アダプターの設置等の作業が増えてしまいます。
DVI、D-Sub15、HDMI対応であれば、PC側で対応していることが多いです。
そのためPCを買い替えたとしても対応できるというメリットはあります。
対応している端子であれば、基本的な性能は変わらないので、どれを選んでも構いません。
まとめ
項目 | 推奨 | 理由 |
---|---|---|
画面タイプ | ワイド | 使い勝手が良いこと |
画面サイズ | 21インチ~27インチ | 作業効率の面で〇、量産され価格が安価 |
画面の仕様 | ノングレア(非光沢) | 目が疲れにくく負担が軽い |
解像度 | フルHD(1920*1080) | 十分な解像度、量産され価格が安価 |
入力端子 | DVI、D-Sub15、HDMI | パソコン側で対応していることが多い |