
トレード用モニター・ディスプレイに必要な機能性とは
トレードにおいてモニター選びは非常に重要です。どんなモニターを選べば効率的に情報を把握でき、長時間作業しても目が疲れにくいのか、以下のポイントで解説します。
モニターには大きく分けて3つの画面タイプがあります。
主な画面タイプの比較
- スクエア画面(5:4)
- ワイド画面(16:9)
- ウルトラワイド画面(21:9)
1.1. スクエア画面(5:4)
スクエア画面は昔ながらの正方形に近い形です。表示領域が狭く、複数のアプリを同時に表示するのには向いていません。そのため、トレードには不向きです。
1.2. ワイド画面(16:9)
ワイド画面は一般的なモニターサイズで、バランスが良いことから、トレードや日常の作業に最も適しています。画面が広すぎず、狭すぎず、複数のチャートを1画面で見ることができるので、初心者からプロまで幅広くおすすめできるタイプです。
1.3. ウルトラワイド画面(21:9)
ウルトラワイド画面は非常に横長のモニターで、広い表示領域が魅力です。たくさんのチャートや情報を一度に確認できるため便利ですが、視線を大きく移動させる必要があるため、目が疲れやすいというデメリットがあります。また、横幅が大きく場所を取るため、設置スペースに制限がある場合には適していません。
画面サイズは21インチ~27インチ
トレード用に最適なモニターサイズは21インチから27インチです。このサイズ帯は、作業効率が高く、価格も手頃なため、多くのトレーダーに愛用されています。大きすぎず、小さすぎないため、画面上に複数のウィンドウを開いてもストレスなく作業ができます。
サイズ | 画面横幅(cm) | 画面縦幅(cm) | 対角線(cm) |
---|---|---|---|
21インチ | 46.4 | 26.1 | 53.3 |
22インチ | 48.6 | 27.4 | 55.9 |
23インチ | 50.8 | 28.6 | 58.4 |
24インチ | 53.0 | 29.9 | 60.9 |
25インチ | 55.3 | 31.1 | 63.5 |
26インチ | 57.5 | 32.4 | 66.0 |
27インチ | 59.7 | 33.6 | 68.6 |
画面はノングレア
モニターの画面表面には**グレア(光沢)とノングレア(非光沢)**という2種類の加工があります。それぞれの特徴を理解し、トレードに適したモニターを選びましょう。

グレア(光沢)とは?
グレアタイプのモニターは、画面がつやつやしていて鮮やかな発色が特徴です。映画や写真の編集に向いていますが、外部の光が映り込みやすく、目が疲れやすいというデメリットがあります。
ノングレア(非光沢)とは?
ノングレアタイプのモニターは、外部からの映り込みが少なく、長時間作業しても目が疲れにくいという利点があります。トレードでは長時間画面を見続けることが多いため、ノングレアを選ぶことを強くおすすめします。
解像度はフルHD以上
フルHD(1920×1080)が標準
モニターの解像度とは、画面に表示されるドットの数のことです。解像度が高いほど、映像が鮮明で文字もはっきり見えます。トレードでは、チャートや数字の情報を多く表示するため、**フルHD(1920×1080)**以上の解像度が理想的です。
4Kや8Kは必要ない?
4Kや8Kのモニターは、非常に高解像度で映像が美しく表示されますが、トレードにおいては過剰なスペックです。フルHDの解像度で十分に情報を確認できるため、コストパフォーマンスを考えてもフルHDが最適です。
モニターの入力端子もチェック
主要な入力端子とは?
モニターを選ぶ際に、パソコンと接続するための入力端子を確認することが重要です。パソコンとモニターを接続できる端子にはいくつか種類があります。
- HDMI:最も一般的な端子。映像と音声を同時に伝送できます。
- DVI:やや古い規格ですが、まだ多くのPCでサポートされています。
- D-Sub15(VGA):アナログ接続の古い規格ですが、一部の古いPCで使用されます。
どの端子を選べば良い?
HDMI対応のモニターを選ぶのが無難です。現在のほとんどのPCはHDMIに対応しており、接続も簡単です。また、複数の端子に対応しているモニターを選ぶことで、将来的にパソコンを買い替えても使い続けられるメリットがあります。
まとめ
項目 | 推奨 | 理由 |
---|---|---|
画面タイプ | ワイド | 使い勝手が良いこと |
画面サイズ | 21インチ~27インチ | 作業効率の面で〇、量産され価格が安価 |
画面の仕様 | ノングレア(非光沢) | 目が疲れにくく負担が軽い |
解像度 | フルHD(1920*1080) | 十分な解像度、量産され価格が安価 |
入力端子 | DVI、D-Sub15、HDMI | パソコン側で対応していることが多い |
これらのポイントを参考にして、自分に合ったトレード用モニターを選びましょう!