ある程度預貯金が増えてくると、資産運用をして今以上にお金を今以上に増やしたいと考えるようになるのではないでしょうか。
より豊かな生活を送るため、将来的な不安を取り除くため、様々な目的があるかと思います。今回は、資産運用として株式投資はどうなのか解説します。

資産運用とは
資産運用とは、自分の資産を使って、資金を増やすことです。資産運用を考える際はまず、「リスク」と「リターン」を考える必要があります。
一般的にリスクとリターンは比例する傾向にあります。つまり、リスクの低い運用を選択すれば、それだけ得ることのできるリターンが少ない傾向にあるということです。反対に、リスクの高い運用を選択すれば、高いリターンを目指すことができるということです。
資産運用の種類
リスク、リターンごとに分類してみました。
ローリスク・ローリターン | ・預貯金(普通預金・定期預金) ・債券(国債・地方債) ・外貨預金 ・金投資 |
ミドルリスク・ミドルリターン | ・投資信託 ・ETF(上場投資信託) ・REIT(不動産投資信託) ・外貨MMF ・株式投資 ・不動産投資 |
ハイリスク・ハイリターン | ・先物取引 ・オプション取引 ・FX ・仮想通貨 |
株式投資をやっていない人は、おそらく、ローリスクローリターンのものしか扱ったことがないのではないでしょうか。株式投資は、適切な知識のもと、適切に取引することができれば、ミドルリスクミドルリターンであると考えます。株式投資は、少しづつ学びながら資産運用できるので、初心者の人でもおすすめです。
株式投資のメリット
インフレリスクに対応できる
100年前の1万円の価値が、現在の1万円の価値と異なるように、100年後の1万円の価値が現在とは異なります。長期的に見ると基本的には物価はインフレ傾向にあります。つまり、預貯金のみでは将来的に資産価値が目減りしてしまうリスクがあるというわけです。株価はどうなるでしょうか。インフレ社会では、物価が上がると同時に企業価値が上昇し株価も上昇します。また、株を保有することにより配当金を得ることができますので、低金利時代にも向いている投資対象です。
金額的ハードルが低い
株式投資の初期費用は、証券口座を開設しさえすれば、数万円程度から始められます。ある程度まとまった金額を持っていなくても、手軽に始めることができるのが株式投資です。
数多くの投資対象から選択できる
数千以上の銘柄、投資信託、外国株等様々な投資対象があります。自分の投資したい銘柄に投資することができますし、気に入った銘柄や将来性のある銘柄を予想しながら投資をすることもできます。配当金を狙うパターン、株価の上昇を狙うパターン、株主優待を狙うパターンなど様々な運用方法があります。自分に合った投資対象を選択できるメリットがあります。
株式投資のデメリット
元本割れのリスクがある
株価は日々、上がったり下がったりを繰り返しています。つまり投資対象を誤ってしまうと、自分が投資したときの株価よりも、将来の株価が下がってしまい、損をする可能性があります。
素人には投資判断が難しい
投資対象は数千以上あることから、この中から素人が選択して投資をするというのか初めのうちは難易度が高いことです。投資をする前に、どのような銘柄の、どのようなタイミングで株を購入するべきか熟考する必要があります。
資産運用として株式投資はアリ?ナシ?
以上のように、株式投資にはメリット・デメリットがあります。投資初心者であれば、デメリットの方にばかり目が行ってしまい、投資の世界に踏み出すことを留まってしまう方も多いのではないかと思います。適切な知識を身に着けることによって、株式により利益を上げることは不可能なことではありません。今持っている資産を増やすことにより、よりよい生活を送ることもできます。お金は汚いものではありません。お金によって得られるものは人それぞれかなり多くあります。資産の全部でなくとも、一部を株式投資により運用するという選択肢は、かなり有意義な投資先であるというのが結論です。
