トレードする銘柄をどのように決めていますか?
何かしらのきっかけがあって、銘柄を選定していると思います。好きな銘柄、有名な会社の銘柄、様々な情報源から知った銘柄、等々ありますよね。このような選び方で良いのでしょうか、他に何か手法はあるのでしょうか。


株の目的に立ち返る
個人的に好きな会社を応援するために、株を買うわけでもないし、お世話になった人がその会社に勤めてたからと言って、株を買うというわけでもないです。
株式投資の本来の目的は、利益を出すことです。
利益を出すためには、どうするべきか、考える必要があります。そして、銘柄の選定もその一つです。適当に銘柄を選んではいけません、トレードに適している銘柄と、適していない銘柄があります。
適していない銘柄はトレードしない。適している銘柄のみトレードする。といった、取引ルールを決めるとよいでしょう。
銘柄選定のルール
では、トレードに適している銘柄とは、どのようなものでしょうか。
出来高が1日当たり50万以上あり、多くの取引がある
出来高が多いことは、重要です。買いたいときに、適正な価格で買うことができて、売りたいときに、適正な価格で売ることができることが望ましいです。反対に、出来高が少ないと、価格変動が起きたときに、思った通りに売買が成立せず、損失を被ったり、利益が減少してしまう可能性があります。
そのようなことが起こらないためにも、最低でも、一日当たりの取引量である出来高が、50万以上あるとよいでしょう。
大企業であり、業績が安定している
トレードにおいて、企業が安定していることは重要です。どんなに大きな企業であっても、利益の大小にかかわらず、株のチャートは上げ下げを繰り返しつつ、変動をします。
中小企業の銘柄は、少ない資金が流入したり、ちょっとした情報がでただけでも、株価が大きく上がったり、下がったりします。裏を返せば、予測のできない、奇抜な動きをしやすいということです。つまり、トレードには向きません。
銘柄は、大企業でかつ、不祥事等もなく業績が安定しているであろう企業を取引するとよいでしょう。
初心者で選定に自信がない場合
出来高がどうだとか、業績がどうだとか、大企業なのかどうかというのを、いちいち調べるのも大変ですし、判断が正しいのかどうかという自信も、初心者のうちは持てないと思います。そのような場合はどうするべきでしょうか。
優良企業かどうか判断する一つの目安があります。それは、「東証一部上場銘柄」「日経平均株価採用銘柄」「JPX400採用銘柄」です。
このいずれかに採用されている銘柄の多くは、安定した大企業であることが多いです。数千銘柄以上が上場している日本の証券市場の中から、数百程度に銘柄を絞ることができます。
まとめ
- 会社が好きだとか、嫌いだからといった個人的な感覚で選ばない
- 出来高が多い銘柄を選ぶ(50万以上)
- 大企業でかつ、不祥事もない安定した会社を選ぶ
- 目安になるのが「日経平均株価採用」「東証一部上場」「JPX400」さいようの銘柄
