株式投資で儲かった、損をしたという理屈はわかるけれども、そもそも株とはどういうものなのかきちんと理解していない人もいるのではないでしょうか。初心者編としてまず、株とは何か学んでゆきましょう。

株とは?
株とは、株式会社が事業に必要な資金を、集めることを目的として発行される株券のことです。正確には株式といいます。
会社としては、事業を行うために資金が必要となります。そこで、銀行から借金をしたり、株式を発行して投資してもらったりするというわけです。
投資家とは?
ここでいう投資家とは、会社が発行した株式を保有する株主のことです。株主は企業の保有者の一人になります。つまり、会社のオーナーというわけです。株式とは、会社の所有権を発行株数分に分割したようなものです。
株主はオーナーでもあるので、企業の経営にも参画することができます。株主総会に参加、議決権の行使などができますので、取り締まりなどの役員を選出したり、経営方針に関する決議にも参画することができます。
また、企業の収益に応じて配当金が支払われたり、定期的に金券や食品などの特典を株主優待という形で還元されたりします。
株はどこで買えるの?
株の売買が行われているのは、株式市場です。国内には、札幌・東京・名古屋・福岡の4箇所に証券取引所があり、この中の株式市場にて取引が行われています。
国内で有名なのは東京証券所市場第一部やその第二部だと、耳にすることも多いのではないでしょうか。それぞれの証券取引所にて扱われている上場会社の中から、投資家は株を選んで購入します。
株式市場で株を売買するためには、証券会社で口座を開設する必要があります。一般の個人投資家は、証券会社を経由して、株式市場に参加することができるのです。
上場とは?
株式市場にて売買をするためには、その会社が上場している必要があります。
上場とは、会社の株式が証券取引所に公開され、不特定多数の人が、自由に売買することができる状態になることです。
反対に、証券取引所に上場していない株があります。それを未公開株と呼ばれ、だれもが株を購入できる状態ではありません。株を保有する株主から直接を購入する必要があります。
株価はどう決まるの?
一言でいうと、株を買いたい人と売りたい人の需要と供給の関係で決定します。つまり、欲しい人が多ければ、その株は上がり、いらないと感じる人が多ければ、その株は下がってゆくようなものです。
株価がどのように決定されるかについては、議論があるところです。なかなか、理論的に上がる株、下がる株を明確にしづらいものです。
初心者の内は株価は需給関係で決定するものとざっくり覚えておくだけで十分だと思います。
まとめ
- 株とは、会社が事業資金を調達する手段の一つ
- 株は会社の所有権を分割したようなもの
- 株には上場株と未公開株がある
- 株価は株式市場において需給関係で決定される
